<今日の様子>


今日はこの季節にしたら珍しく、よく晴れ、暖かい1日でした。12月も中旬になり、今年も残りわずか。子どもの頃はこの時期になるとあと何日でケーキが食べられるとか、楽しみでしたが、昔はケーキ屋さんもなく、パン屋さんが焼くバタークリームのケーキで、私の店でも大変よく売れていて、何日も前から、注文のケーキが来て、部屋中がいっぱいでした。ほとんどの家が注文されるので、本当にすごい数でした。私の周辺なんか空き屋がたくさんあり、昔の面影なんかありません。いろんな店が廃業はされ、今も営業されているのは、数軒。あれだけたくさんあった飲食店や、喫茶店なんかほとんどなくなりました。いつも満員だったバスも、乗っている人の数はほんの数人。ここまでさびれるとは思いませんでした。先のことを考えるとこれからどんな不自由な生活になるんだろうという不安だけしかありません。まだ診療所や銀行や役所があるので、大屋だったという安心感もあります。このページを98年に立ち上げたときは、日本も元気がありましたが、阪神の時の地震はうまく立ちあがりましたが、それ以降いろんな地震や災害があり、どんどん低下していっています。地方に住んでいるとひしひしと伝わってきます。
今週は暗い話題で申し訳ありません。今年もこのページの更新は、あと1回になりました。今年もたくさんの人に読んでいただき有難うございました。特にAIの影響で、海外の方も増え、アクセスいただいている市までがわかるんですが、知らない都市が多くなりました。大屋の情報は来週まで今日の情報は26日まで更新します。来年は1月8日から更新します。また御覧下さい。
来週のこちらの天気ですが、金曜日と月曜日雪マークがついており、雨の日が多く、気温も寒い日がおおいようです。

(12月 11日掲載)















2026年に架かる架け橋、iPhoneの衛星回線


毎年12月になるとしぐれた日が多くなり、虹が出やすくなります。今年は珍しく、山の頂上付近は雪が降り、毎年この時期の虹を撮っていますが、珍しい風景です。私はこの虹を毎年来年への架け橋と呼んでいます。来年はうま年。本当に飛躍する年であって欲しいものです。そして政治の劣化で、海外との交渉がうまくいっていませんが、置かれている立場をよく見て愛される日本であって欲しいものです。
9日からiPhoneは、日本でも電波の届かないところに行くと衛星が使えるようになり、昨日氷ノ山の写真を撮りに行ったので、ここは電波が届かないところだろうと見たら、右の写真の右上にSOSと衛星マークが出ていました。そして山から降りかけに電話の届く場所なのに、家からの電話がかからず、LINEを使って電話をしてきたらかかりました。iPhoneを再起動して直しましたが、新しいことをすればいろんな問題がでますね。携帯も昔はテレビを見られるようにしたり、日本が最先端を走っていましたが、今はほとんどが撤退して本当に寂しいですね。


(12月 11日掲載)















ひいらぎの花

この花は何かご存じですか。ほとんどの方はご存じないと思います。「ひいらぎ」です。葉の形を見るとわかると思います。ひいらぎは11月の終わりに花を咲かせますが、今年は少し遅いようです。キンモクセイのようないい匂いがします。私は一昨年までぜんぜん知りませんでした。家内が亡くなった義父が好きで玄関によくいけていたと聞き、初めて知りました。そしてその年、毎年行われている、「年の初めはさだまさし」を見ていた時に、一番最初に歌われたのが、「ひいらぎの花」。その歌を聞いてびっくりしました。すごいいい詩だったので。どの部分もいいんですが、特に「その名前を呟くとき 美しさとは何かを思う 誰もいない末の秋に咲いて 冬とすれ違いにいく花」よくこんなきれいな詩を作られるものだと感心しました。何回か紹介しましたが、コスモスを漢字で秋桜と書いたはさださんらしいです。こんなすばらしい歌を作られるすごい人がいました。
(12月 11日掲載)



















氷ノ山

今週の氷ノ山も、日曜日の雪で上がれるかと心配しましたが、道中雪がなく、上がることが出来、いい写真が撮れました。右の写真と、左の写真、氷ノ山数分の違いで、いい写真が撮れました。私の家では、子ども達が小学校の頃、今頃はかるたとりを毎日し、とてもいい風景でした。大屋小学校では、正月が明けると今はわかりませんが、かるたとり大会があり、その練習。そして今でも孫達にお父さんとおじさんはかるたとりとっても早かったよと教えてあげています。うちの自慢ですが。母が短歌を詠むのが好きで、機嫌が悪くても、かるたとりの練習の時は、機嫌は直っていました。でいつもなら右の写真は、ぼつにするんですが、今回はある歌を紹介したくって載せました。「田子の浦ゆ うちでてみれば真っ白にぞ 富士の高嶺に雪は降りけり」山部赤人の万葉集。一般教養の国文学の授業は1年間万葉集の講義でした。ちなみに英文学はJohn Miltonの「Paradise Lost(失楽園)」でした。「田子の浦に うちでてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ」これが小倉百人一首。私は万葉集だけしか知りませんでしたが、同じ歌でもこれだけ違うんだとかるたとりを知り初めて知りました。そして写真を撮りながら、頂上付近は雪が降っている姿を見ながら百人一首の一句を思い出しました。頂上付近の雪もすぐ止み、雪が止んだ氷ノ山の写真はInstagramに掲載しています。いい写真なのでぼつにするのには、忍びないです。
(12月 11日掲載)